20代の稼げる業界ランキング16|推定年収と、業界平均にまどわされない見方
求人サイトを開いても、載っているのは月給だけ。どれも今と大きくは変わらない気がして、そっと閉じてしまっていませんか。
厚生労働省が2026年3月に公表した賃金の調査を20代だけで並べ直すと、25〜29歳の推定年収は業界によって180万円以上ひらいています。ところがこの差は、求人票に並んだ月給を見比べても見えてきません。
私自身、自動車部品のプレス工場から医薬品製造へ移りました。続けたのは職種のほうで、年収は50万円上がり、4年後には150万円増えています。ただし同時に会社の規模も住む場所も変わっているので、業界を変えたぶんだけの差ではありません。
この記事では、公的統計をもとに16業界の20代の年収を並べたうえで、その平均をそのまま自分に当てはめると外す理由を4つ挙げました。読み終えるころには、自分の業界がどこにいるかと、次にどの業界の求人を開けばいいかの見当がつきます。
先に言うと、平均年収ランキングの上位から選んでも、自分に合う業界にはたどり着きません。中央値と働く時間まで見て、はじめて絞れます。
- 25〜29歳の推定年収は業界で180万円以上ひらく。ただし移れば差額がもらえる数字ではない
- 平均は上に引っ張られる。25〜29歳の月給は平均27.9万円でも、中央値は26.8万円
- 年収の順位と、時間あたりの順位は一致しない。運輸業,郵便業と医療,福祉は年収が38万円ちがうのに、時間あたりではほぼ同じ額になる
20代の稼げる業界ランキング|25〜29歳の推定年収で16業界を比べる

25〜29歳の推定年収は、いちばん低い宿泊業,飲食サービス業で368万円、高いところでは550万円を超えます。まずは、いま自分が働いている業界が下の表のどこにいるかを確かめてください。
もとにしたのは、厚生労働省が2026年3月に公表した令和7年賃金構造基本統計調査です。企業規模10人以上の民営事業所で働く一般労働者の、男女計・学歴計の数字を使っています。
この記事の「推定年収」の出し方と注意点
推定年収 = 月給(残業代込み・2025年6月分)× 12か月 + 賞与(2024年の1年分)
- 厚生労働省が「年収」として発表している数字ではなく、上の式で計算した目安です(統計上の名称は「きまって支給する現金給与額」と「年間賞与その他特別給与額」)
- 一般労働者は正社員だけでなく、通常の労働時間で働く有期雇用の人も含みます(パートタイム労働者は除く)
| 産業(主な業種の例) | 20〜24歳の推定年収 | 25〜29歳の推定年収 |
|---|---|---|
| 鉱業,採石業,砂利採取業(採石・砂利)※ | 479万円 | 569万円 |
| 電気・ガス・熱供給・水道業(電力・ガス) | 432万円 | 551万円 |
| 学術研究,専門・技術サービス業(コンサル・広告・研究機関) | 411万円 | 539万円 |
| 金融業,保険業(銀行・証券・保険) | 388万円 | 531万円 |
| 不動産業,物品賃貸業(不動産・リース) | 389万円 | 500万円 |
| 情報通信業(IT・通信・ソフトウェア) | 372万円 | 496万円 |
| 建設業(ゼネコン・住宅・設備工事) | 383万円 | 494万円 |
| 運輸業,郵便業(運送・鉄道・物流) | 373万円 | 465万円 |
| 産業計(全業界の平均) | 361万円 | 448万円 |
| 卸売業,小売業(商社・卸・小売チェーン) | 352万円 | 439万円 |
| 製造業(メーカー全般) | 366万円 | 437万円 |
| 医療,福祉(病院・介護) | 361万円 | 427万円 |
| 教育,学習支援業(学校・塾) | 349万円 | 420万円 |
| 複合サービス事業(郵便局・農協) | 341万円 | 404万円 |
| サービス業(他に分類されないもの)(人材派遣・警備) | 336万円 | 385万円 |
| 生活関連サービス業,娯楽業(美容・旅行・冠婚葬祭) | 307万円 | 384万円 |
| 宿泊業,飲食サービス業(ホテル・飲食チェーン) | 317万円 | 368万円 |
表のいちばん上に鉱業,採石業,砂利採取業がありますが、この記事では1位として扱いません。推計の対象になった25〜29歳の労働者が約6,400人と、産業計の約310万人にくらべて極端に少ないためです。
表には載せますが、以降は鉱業を除いた15業界と産業計で話を進めます。
見るべきは、産業計の448万円より自分の業界が上か下かです。鉱業を除くといちばん高いのは電気・ガス・熱供給・水道業の551万円で、いちばん低い宿泊業,飲食サービス業368万円との差は約183万円あります。
学術研究,専門・技術サービス業と金融業,保険業も、25〜29歳で500万円を超えています。一方、下位の宿泊業,飲食サービス業、生活関連サービス業,娯楽業、サービス業(他に分類されないもの)は、産業計より60万円以上低い水準です。
この183万円は「転職すればもらえる差額」ではない
表を見て「移れば183万円増える」と読まないでください。この数字は、業界ごとにまったく別の人を集めて出した平均どうしの差です。
たとえば電気・ガスの551万円には、大手インフラ企業で働く人も、地域のガス会社で働く人も含まれています。学歴も、会社の規模も、勤続年数も、住んでいる地域もばらばらです。
言えるのは「業界によって水準が違う」ところまでです。自分が移ったときにいくらになるかは、この表からは分かりません。求人1件ごとの提示額で決まります。
20〜24歳と25〜29歳の比較から、待つと損だとは言えない
20〜24歳の時点では、いちばん高い電気・ガス432万円と、いちばん低い生活関連サービス業,娯楽業307万円の差は約125万円です。25〜29歳になると、電気・ガス551万円と宿泊業,飲食サービス業368万円で約183万円まで広がります。
この2つを並べると「待つほど差が開くから早く動くべきだ」と言いたくなりますが、そこまでは言えません。20〜24歳と25〜29歳は、同じ人を追いかけた数字ではないからです。
2つの年齢層は別の集団で、男女比も学歴も企業規模も勤続年数も違います。書けるのは「2025年時点で比べると、20代前半より20代後半のほうが業界による差が大きかった」というところまでです。

私がいた自動車部品のプレス工場は、年収が約400万円でした。この表でいうと製造業437万円の下です。当時は自分が高いのか低いのかも知らないまま働いていました。
業界の平均年収を、そのまま自分に当てはめてはいけない4つの理由


ランキングを見て「表の数字より、自分の年収のほうがずっと低い」と落ち込んだ人もいると思います。その差は、あなたの能力の話ではありません。
業界の平均年収は、そのままでは1人の読者に当てはまらない数字です。同じ業界の中に、会社の規模も勤務地も賞与の有無もばらばらの人がまとめて入っているからです。
① 平均は上に引っ張られる|中央値は平均より1.1万円低い
同じ調査で、25〜29歳の月給を金額順に並べたときの位置を見てみます。平均は27.9万円ですが、金額順で中央にくる人(中位数)は26.8万円です。
| 位置 | 25〜29歳の月給(残業代を除く) |
|---|---|
| 下から10%の人 | 20.3万円 |
| 下から25%の人 | 23.3万円 |
| 中央値(下から50%の人) | 26.8万円 |
| 平均 | 27.9万円 |
| 上から25%の人 | 30.8万円 |
| 上から10%の人 | 36.2万円 |
平均は、上のほうの一部の人に引き上げられます。だから「平均より低い」だけで自分を低く見積もる必要はありません。
自分の位置を測るなら、23.3万円(下から25%)と30.8万円(上から25%)のあいだのどこにいるかを見てください。平均1本で比べるより実態に近づきます。20〜24歳なら、中央値は23.8万円です。
業界の平均と自分を比べたら、次は同世代全体の中での位置も見ておいてください。中央値との比べ方は別記事にまとめました。
② 会社の規模で、年収に125万円の差がつく
同じ調査を会社の規模で分けると、数字はまったく異なります。全業界をならした25〜29歳の推定年収は、従業員1,000人以上で509万円、10〜99人で384万円です。
| 会社の規模 | 25〜29歳の推定年収 | 月給の中央値 |
|---|---|---|
| 1,000人以上 | 509万円 | 28.7万円 |
| 100〜999人 | 428万円 | 26.0万円 |
| 10〜99人 | 384万円 | 25.1万円 |
その差は125万円。業界のいちばん高いところといちばん低いところの差が183万円ですから、会社の規模というくくりだけでも、それに近い幅がひらいています。
従業員100人未満の会社にいるなら、全業界の平均448万円と自分を並べても実態からは遠いままです。この表から読めるのは「規模でこれだけ動く」という幅のほうで、384万円が自分の業界の相場という意味ではありません。比べる相手は、同じ業界の、いま狙える規模の会社です。
③ 勤務地で変わる|全国平均を超えるのは4都府県だけ
働く場所でも金額は動きます。全年齢の数字になりますが、月給(残業代を除く)の全国平均34.1万円を上回っているのは、東京・神奈川・大阪・愛知の4都府県だけです。
- 東京 41.8万円
- 神奈川 36.9万円
- 大阪 34.9万円
- 愛知 34.2万円
- 最も低い青森 26.4万円
東京と青森では月に15.4万円の差があります。ただし、東京へ移れば差額がそのまま手元に残るわけではありません。家賃をはじめとする生活費も同時に上がります。
勤務地は業界より先に決まっていることが多い条件です。通勤圏を動かせないなら、業界の順位より「その業界の求人が通える範囲にあるか」を先に見てください。
④ 賞与まで入れると、月給の順位が逆転する
業界の順位は、賞与を入れると入れかわります。ところが求人票の賞与欄は「年2回」とだけ書かれていることが多く、金額まではふつう載っていません。
郵便局・農協が入る複合サービス事業と、宿泊業,飲食サービス業がその例です。
| 業界 | 月給(残業代を除く) | 年間賞与 | 推定年収 |
|---|---|---|---|
| 複合サービス事業 | 24.7万円 | 85.2万円 | 404万円 |
| 宿泊業,飲食サービス業 | 25.1万円 | 32.3万円 | 368万円 |
月給は複合サービス事業のほうが4千円低いのに、年収では36万円高くなっています。残業代を含めた月給で比べても、複合サービス事業のほうが低いままです。それでも年収で上に来るのは、賞与の差が月給の差を打ち消して余るからです。
25〜29歳の年間賞与は、いちばん厚い金融業,保険業で110.9万円、いちばん薄い宿泊業,飲食サービス業で32.3万円。賞与だけで年に78万円ひらいています。この2業界は月給にも同じくらいの差があるので、年収の開きは賞与と月給の両方でできています。
25〜29歳の年間賞与が40万円に届かない3業種
- 宿泊業,飲食サービス業 32.3万円
- 生活関連サービス業,娯楽業 38.1万円
- サービス業(他に分類されないもの) 38.6万円
知恵袋にも、賞与のない会社どうしで転職先を迷っている20代の投稿がありました。現職も転職先も「ボーナス無し」で、月々の支給額だけを見比べている相談です。
賞与がない会社どうしなら、比べるのは月給です。ただ、賞与で年78万円ひらく業界がある以上、この相談者はどちらを選んでも賞与のぶんが乗りません。月給どうしでも、固定残業がいくら入っているかで手取りは変わります。
ただし賞与は月給と違って、会社の業績で上下します。厚い業界を狙うときほど、「年2回」という表記ではなく、通常の年に何か月分出ているかを確かめてください。








前の会社では、社内アンケートに待遇の不満を書いたら賞与を大きく減らされました。労基署に相談しても「カット自体は違法ではない」と言われて終わりです。求人票の「年2回」は、そのくらい軽い約束だと思っています。
年収だけでなく、働く時間もそろえて比べる


年収が高い業界は働く時間も長いことがあり、時間あたりに直すと順位が入れかわります。狙う業界を絞る前に、年収と年間の労働時間をセットで見てください。
同じ調査には、業界ごとの所定内実労働時間と超過実労働時間(残業)も載っています。その2つを足して12倍すれば、1年でどれくらい働く職場なのかが見えてきます。
時間あたりの目安の出し方
時間あたり = 推定年収 ÷ 年間の総労働時間
- 年間の総労働時間は、2025年6月の労働時間(残業込み)を12倍した推計です
- こちらも公表値ではなく計算した目安です。祝日の多い月と少ない月の差や、年間を通した休暇の取り方は反映されません
| 産業 | 25〜29歳の推定年収 | 年間の総労働時間(推計) | 時間あたりの目安 |
|---|---|---|---|
| 金融業,保険業 | 531万円 | 1,992時間 | 2,663円 |
| 電気・ガス・熱供給・水道業 | 551万円 | 2,088時間 | 2,640円 |
| 学術研究,専門・技術サービス業 | 539万円 | 2,112時間 | 2,552円 |
| 情報通信業 | 496万円 | 2,100時間 | 2,364円 |
| 不動産業,物品賃貸業 | 500万円 | 2,136時間 | 2,341円 |
| 建設業 | 494万円 | 2,196時間 | 2,249円 |
| 産業計 | 448万円 | 2,112時間 | 2,122円 |
| 医療,福祉 | 427万円 | 2,016時間 | 2,118円 |
| 運輸業,郵便業 | 465万円 | 2,196時間 | 2,116円 |
| 卸売業,小売業 | 439万円 | 2,088時間 | 2,100円 |
| 教育,学習支援業 | 420万円 | 2,040時間 | 2,058円 |
| 複合サービス事業 | 404万円 | 1,992時間 | 2,030円 |
| 製造業 | 437万円 | 2,160時間 | 2,025円 |
| サービス業(他に分類されないもの) | 385万円 | 2,088時間 | 1,843円 |
| 生活関連サービス業,娯楽業 | 384万円 | 2,088時間 | 1,837円 |
| 宿泊業,飲食サービス業 | 368万円 | 2,196時間 | 1,676円 |
年収が38万円ちがう2業界が、時間あたりではほぼ同じ額になる
運輸業,郵便業の推定年収は465万円、医療,福祉は427万円で、年収では38万円の差があります。ところが時間あたりに直すと、運輸業,郵便業が2,116円、医療,福祉が2,118円でほぼ同じ額です。
推計した年間の総労働時間が、運輸業,郵便業で2,196時間、医療,福祉で2,016時間と180時間ちがうためです。180時間は1日8時間で22日分を超えるので、年収の差38万円は、この働く時間の差と重なっています。
介護や看護から「もっと稼げる業界へ」と考えている人は、医療,福祉の行も見てください。年収の順位は下でも、時間あたりは産業計と同じ水準です。ただしこの分類には病院から介護施設まで幅広く入るので、自分の職種そのものの数字ではありません。
上位と下位で、時間あたりの差はさらにはっきりする
年収でも時間でも上にいるのが金融業,保険業です。推定年収531万円に対して年間1,992時間と短く、時間あたりはこの表の中でいちばん高い2,663円になります。
反対に宿泊業,飲食サービス業は、年間2,196時間で最も長く、時間あたり1,676円で最も低い水準です。金融業,保険業とは1時間あたり987円ひらいています。
なお、この表の推定年収はどれも残業代を含んだ月給から計算しています。金額が高い業界ほど働く時間が短い、とはかぎりません。








時間あたりの額は、求人票のどこにも書いてありません。年収を働く時間で割るだけの話なのですが、これをやると同じ求人の見え方がまったく変わります。
稼げる業界が、入れる業界とはかぎらない


年収の高さと空きの多さは、きれいには対応していません。年収の順位とは別に、その業界にどれだけ埋まっていない求人があるかを見てください。
空きの多さを見るのに使えるのが欠員率です。その業界で1か月以上の契約で働いている人の数に対して、埋まっていない求人が何%あるかを表します。厚生労働省の雇用動向調査が、2025年6月末時点の数字を業界別に公表しています。
| 産業 | 25〜29歳の推定年収 | 欠員率 | 埋まっていない求人 |
|---|---|---|---|
| 電気・ガス・熱供給・水道業 | 551万円 | 0.3% | 0.8千人 |
| 学術研究,専門・技術サービス業 | 539万円 | 2.1% | 36.6千人 |
| 金融業,保険業 | 531万円 | 0.4% | 5.8千人 |
| 不動産業,物品賃貸業 | 500万円 | 3.3% | 30.8千人 |
| 情報通信業 | 496万円 | 1.8% | 33.4千人 |
| 建設業 | 494万円 | 3.5% | 91.0千人 |
| 運輸業,郵便業 | 465万円 | 4.1% | 122.1千人 |
| 産業計 | 448万円 | 2.6% | 1,359.5千人 |
| 卸売業,小売業 | 439万円 | 2.0% | 185.8千人 |
| 製造業 | 437万円 | 2.0% | 154.9千人 |
| 医療,福祉 | 427万円 | 2.9% | 246.9千人 |
| 教育,学習支援業 | 420万円 | 1.0% | 33.6千人 |
| 複合サービス事業 | 404万円 | 2.0% | 7.0千人 |
| サービス業(他に分類されないもの) | 385万円 | 3.0% | 145.3千人 |
| 生活関連サービス業,娯楽業 | 384万円 | 3.0% | 45.9千人 |
| 宿泊業,飲食サービス業 | 368万円 | 4.8% | 219.3千人 |
年収が高く、求人の空きも多いのは2業界だけ
産業計は年収448万円・欠員率2.6%です。この両方を上回っているのは、建設業(494万円・3.5%)と不動産業,物品賃貸業(500万円・3.3%)の2つしかありません。
反対に、年収の高い電気・ガス・熱供給・水道業は欠員率0.3%、金融業,保険業は0.4%です。埋まっていない求人は電気・ガスで全国800人ぶん、金融業,保険業で5,800人ぶんしかありません。
これは2025年6月末の時点で埋まっていない求人の数であって、1年間に何人採用するかとは別です。それでも、その時点で開いていた枠がこれだけしかなかったことは確かです。
空きが多い理由は「伸びている」だけとはかぎらない
欠員率がいちばん高いのは宿泊業,飲食サービス業の4.8%で、推定年収もいちばん低い368万円です。次に高い運輸業,郵便業も、年間の総労働時間は2,196時間で、この表でいちばん長いほうです。
空きが多いという事実だけでは、その業界が伸びているのか、人が辞め続けているのかは分かりません。この表から入りやすさまでは読めません。
年収も空きも平均を上回っていた建設業も、推計した年間の総労働時間は2,196時間で、この表でいちばん長いほうです。年収と空きの2つでは有利に見えても、時間まで含めると評価が変わります。
「おすすめしない」と言われる業界が、数字では上位に来ることがある
知恵袋には、20代前半で営業職への転職を考えている人の、こんな投稿がありました。
いま伸びてる業界はありますか?(中略)建設業界や不動産業界、保険や人材業界などサイトやYouTubeではおすすめしない。と言われていますが、どうなんでしょうか?
(Yahoo!知恵袋・2024年7月23日投稿)
数字だけを見ると、この人が「おすすめしない」と言われた建設業と不動産業,物品賃貸業こそが、年収も空きも平均を上回る2業界でした。
ただし欠員率が高いのは「その時点で埋まっていない枠が多い」という意味であって、20代未経験に開いているという意味ではありません。建設業は労働時間が長いほうですし、同じ業界でも会社によって差があります。
すすめる人・すすめない人の意見をそのまま採るより、年収と働く時間を自分で並べて決めるほうが早いです。欠員率は、そこに「人手が足りていない業界か」を1列足すためのものです。








求人をよく見かける業界と、自分が受かる業界は別です。25歳のときの私は、画面に並ぶ件数だけを見て「けっこうあるじゃないか」と思っていました。
転職して給与が上がった20代は、実際どれくらいか


「転職したら下がってしまうのでは」と思って踏み切れない、という相談は知恵袋にもよく上がっています。26歳で年収490万円の人が、まさにその理由で動けずにいる投稿もありました。
その不安は、数字で見ても外れていません。20代の転職で前の職場より給与が増えたのは、20〜24歳で50.5%、25〜29歳で46.3%。厚生労働省の令和6年雇用動向調査(2025年8月公表)の数字です。
上がった人が半分前後なら、変わらなかった人と下がった人が、合わせてほぼ同じだけいます。
| 転職した年齢 | 給与が増えた | うち1割以上の増加 | 変わらない | 給与が減った | うち1割以上の減少 |
|---|---|---|---|---|---|
| 20〜24歳 | 50.5% | 38.5% | 31.5% | 16.8% | 11.2% |
| 25〜29歳 | 46.3% | 37.9% | 23.1% | 29.2% | 17.6% |
| 全年齢 | 40.5% | 29.4% | 28.4% | 29.4% | 21.7% |
25〜29歳で見ると、減った人が29.2%。そのうち17.6%は1割以上下がっています。およそ6人に1人が、月々の給与で1割以上のマイナスになっている計算です。
数字が動く方向自体は悪くありません。全年齢で見ると、増加した人の割合は2015年の35.6%から2024年の40.5%まで上がってきています。それでも20代の半分は上がっていない、という前提は変わりません。
知恵袋には、実際に下がった人の書き込みもあります。
別業界に転職しました。給与は、8万くらい下がりました。行きたい業界なら、進んだほうがよいと思います。
(Yahoo!知恵袋・2023年7月11日投稿)
どこまでの下がり幅なら受け入れていいかは、転職で年収が下がる判断基準にまとめています。








私は29歳の転職で上がった側でしたが、当時も「下がったらどうしよう」とは思っていました。動く前に、自分がどちらに入るかは分かりません。
職種を残して業界を変える|自動車部品から医薬品製造へ移ったときの話


業界を変えるなら、また一から覚え直しになる。そう考えて候補から外していないでしょうか。知恵袋でも、別の業界へ移るか迷っている20代の相談に、未経験で何度も転職した人が「新卒みたいに手厚い研修もないし、手取り足取り教えてくれません」と答えていました。
変えるものが「業界」だけなら、ゼロには戻りません。覚え直すことはあっても、その職種で積んだ実績は書類にも面接にも残るからです。
私が29歳で転職したときも、続けたのは職種のほうでした。
「医薬品なんて知識ゼロだから、書類で落ちる」と思っていた
当時の私は、自動車部品のプレス工場で働く20代でした。年収は約400万円で、夜勤はひとりでプレス機を5台。残業代は「指示していない」という理由で出ませんでした。
転職を決めてdodaのエージェントに登録したとき、医薬品製造の求人を見て最初に思ったのは「これは無理だ」でした。医薬品の知識はひとつもありません。書類で落とされて終わりだろうと本気で思っていました。
実際には、書類は通りました。効いたのは知識ではなく、職務経歴書の直しだったと思っています。担当者が医薬品製造の仕事内容と求められることを面談で説明してくれて、それに合わせて「プレス工場でやってきたこと」を書き換えました。
私の年収の推移(転職前・入社時・4年後)
- 転職前(自動車部品のプレス工場) 約400万円
- 入社時(医薬品製造・29歳) 約450万円
- 4年後(33歳) 約550万円
正直に言えば、内定が出た日は「これで全部解決した」と思っていました。実際には入社してから、品質試験の手順を覚えるのに何か月もかかって、自作のメモをつくりながら通った時期があります。業界を変えるのが軽い作業だとは、今も思っていません。
「製造業は低い」は、大きすぎる区切りで見ているだけ
移ってよかったと思えている理由は、同じ製造でも業界によって水準がこれだけ違うからです。
統計の「業界」には、大きい区切りと細かい区切りがあります。16業界のランキングは大きいほうの区切りで、製造業はそのひとつです。
その製造業を細かい区切りで開くと、25〜29歳の推定年収は329万円から573万円まで散らばっています。
| 製造業の中の分類 | 25〜29歳の推定年収 |
|---|---|
| 石油製品・石炭製品製造業 | 573万円 |
| 電子部品・デバイス・電子回路製造業 | 497万円 |
| 鉄鋼業 | 496万円 |
| 情報通信機械器具製造業 | 496万円 |
| 化学工業 | 485万円 |
| 輸送用機械器具製造業 | 473万円 |
| はん用機械器具製造業 | 465万円 |
| 非鉄金属製造業 | 463万円 |
| 電気機械器具製造業 | 460万円 |
| 生産用機械器具製造業 | 459万円 |
| 業務用機械器具製造業 | 456万円 |
| 窯業・土石製品製造業 | 447万円 |
| 飲料・たばこ・飼料製造業 | 445万円 |
| ゴム製品製造業 | 441万円 |
| その他の製造業 | 417万円 |
| パルプ・紙・紙加工品製造業 | 414万円 |
| プラスチック製品製造業 | 410万円 |
| 印刷・同関連業 | 404万円 |
| 金属製品製造業 | 404万円 |
| 家具・装備品製造業 | 389万円 |
| 木材・木製品製造業 | 384万円 |
| 食料品製造業 | 360万円 |
| なめし革・同製品・毛皮製造業 | 338万円 |
| 繊維工業 | 329万円 |
大きい区切りで見た「製造業437万円」は、この幅を働いている人数で重みづけした平均です。24分類を単純に足して割った数字ではありません。
「うちは製造業だから安い」と切り捨てる前に、自分がどの分類にいるかを確かめてください。同じ製造の仕事でも、扱う製品が違えば平均で100万円以上ひらきます。
なお、医薬品製造は化学工業に含まれます。ただし化学工業には化学肥料や化粧品なども入るので、485万円は医薬品だけの平均ではありません。
同じ職種名でも、任される仕事の中身は変わる
知恵袋には、職種と業界のどちらを優先するかという20代後半の質問に、こんな回答がついていました。
結局仕事内容のほとんどは職種で決まりますし、業界が違っても同じ職種なら業務内容は大きくは変わりません。
(Yahoo!知恵袋・2024年10月20日投稿)
大筋はそのとおりです。とはいえ、そのまま受け取ると入社後につまずきます。
同じ「製造」でも、扱う設備、求められる品質基準、夜勤の有無、危険物の扱い、工程で負う責任の重さは業界で変わります。私も、プレス機の前でやっていたことと、医薬品の品質試験でやることは別物でした。
業界が変わっても残った3つ(職務経歴書はこれを軸に書き換えた)
- 手順書どおりに作業を進めること
- 決められた基準で合否を判断すること
- やったことを記録に残すこと
変わらないのは「その職種で何を積んできたか」で、変わるのは「それをどこで使うか」です。書類と面接で説明する材料が残るので、職種は資産になります。
経験を持ち運びやすい職種… 営業・経理・人事・エンジニアなど、どの業界にも同じ名前の仕事があるもの。営業でも、扱う商材と客先が変われば覚え直すことは出てきます。
経験を持ち運びにくい職種… その業界にしかないもの。求人サイトに自分の職種名だけを入れて、どの業界の求人が出てくるかを見ると、当たりがつきます。検索に出てこない業界でも、職種の呼び名が違うだけのことがあります。
職種ごと変えたほうが早い場合もあります。職種を軸に選ぶならこちらにまとめました。








私が職務経歴書に書けたのは、設備の名前ではなく「何人で回していたか」のほうでした。プレス機の型番を並べても、医薬品の会社には何も伝わりません。
業界を変えるのが向かない人5つ


私はこの進め方で移れましたが、職種を残して業界を変えるやり方は、全員に向くわけではありません。動く前の状態によっては、業界選びより先に手を付けたほうがいいことがあります。
- 移せる職種経験がまだ薄い
- いまの年収に、業界の水準以外の理由がある
- 心身が限界に来ている
- 通勤圏を動かせない
- 同じ職種名でも中身が変わることを受け入れられない
① 移せる職種経験がまだ薄い人
勤続1年未満だったり、その会社だけの設備や社内システムしか触っていなかったりすると、書類と面接で説明できる材料が少なくなりがちです。業界を変えると、その少ない材料をさらに応募先の言葉へ置き換える作業が加わります。
まずは同じ業界の中で、いまの職種の経験がどこまで通るかを試してください。業界をまたぐのは、実績を自分の言葉で説明できるようになってからでも遅くありません。
② いまの年収に、業界の水準以外の理由がある人
役職がついている、専門の資格を持っている、規模の大きい会社にいる。こうした理由で同年代より高くもらっているなら、業界の平均を目安に動いても上積みは見えてきません。役職や資格そのものが評価される先なら水準は保てますが、社内の等級で高くなっているなら、移った先で同じ扱いになるとはかぎりません。
③ 心身が限界に来ている人
年収の最適化は、そのあとでも間に合います。眠れない・食べられないという状態が続いているなら、まずはかかりつけ医に相談してください。こころの健康相談統一ダイヤル(0570-064-556)のような窓口もあります。
④ 通勤圏を動かせない人
月給の全国平均を超えるのは4都府県だけでした。稼げる業界の求人が通える範囲にないなら、業界の順位より先に「通える範囲で何が募集されているか」を見るほうが現実的です。
⑤ 同じ職種名でも中身が変わることを受け入れられない人
設備も品質基準も夜勤の有無も、業界が変われば変わります。「同じ職種だから同じように働けるはず」で入ると、入社後につまずきます。慣れるまでに数か月かかる前提で、覚え直す時間を見込んでおいてください。
5つのうち、②のように役職や資格で上乗せがある人は、業界・職種・会社規模の3つをまとめて考えたほうが早くなります。3軸の変え方はこちらにまとめました。








5つを書き出しながら、自分は順番が運よく揃っていただけだと思いました。どれか1つでも当てはまっていたら、29歳のときに同じようには動けていません。
求人を3〜5件集めて、年収の中身を5項目で比べる


業界が2つか3つに絞れたら、同じ職種の求人を3〜5件集めて、年収に関わる5つの項目を横に並べます。全国の統計で分かるのは業界の傾向までです。ここから先は、目の前の求人に書かれた数字で決まります。
求人を比べる5項目(年収に関わる部分)
- 提示レンジの下限(「300万〜600万」なら300万のほう)
- 基本給(手当を含まない額)
- 固定残業の時間と金額(何時間ぶんが月給に含まれているか)
- 初年度の賞与と、通常の年の賞与
- 昇給の実績(直近で実際にどれくらい上がっているか)
必須要件|そもそも応募できる求人かを見る
求人票の「必須要件」に並んだ項目を、自分が満たしているかどうかで確かめます。資格や実務年数のように数えられる条件は、職務経歴書の書き方では埋まりません。一方で「同等の経験」のように幅のある書き方なら、近い経験を具体的に書いて判断してもらう余地はあります。
書き方で伝わり方が変わるのは「歓迎要件」のほうです。必須をすべて満たしたうえで、歓迎要件に近い経験を持っていることを言葉にします。
必須を満たす求人がそもそも出てこないときは、まず検索に使っている職種名と勤務地の条件を広げてみてください。それでも出てこないなら、いまの職種の募集がその業界には少ないのだと分かります。
① 提示レンジの下限|幅の下のほうで計算する
求人票の年収は幅で書かれます。知恵袋にも、その幅をどう読むかで迷っている人がいました。
求人サイトで、例えば25万から60万みたいな表記になってる場合、25またはせいぜい27スタートではないかと思っています
(Yahoo!知恵袋・2023年12月26日投稿)
幅の上限は経験や役職に応じて提示される額です。自分がどこに置かれるかは応募してみないと分かりません。下限で見ておけば、上限が出る前提で生活を組まずに済みます。
金額が確定するのは、内定時に労働条件通知書で提示された時点です。下限はそれまでの見積もりに使う数字です。
②③ 基本給と固定残業|同じ月給でも中身が違う
固定残業(みなし残業)は、あらかじめ決めた時間ぶんの残業代を月給に含めておく仕組みです。月給30万円のうち5万円が固定残業40時間ぶんなら、残りは25万円。ただしこの25万円がそのまま基本給とはかぎりません。職務手当や資格手当が含まれていれば、基本給はさらに低くなります。
賞与や退職金は基本給をもとに計算されることが多いので、基本給がいくらかで後々の差がつきます。求人票に「月給30万円(固定残業代◯円・◯時間分を含む)」と書かれていたら、その内訳を必ず書き写してください。手当の名前と金額まで書かれていなければ、基本給がいくらかは面接で聞くしかありません。
内訳の読み方は労働条件通知書の見方で詳しく扱っています。
④ 初年度の賞与|1年目は満額で計算しない
賞与は業界による差が大きい項目ですが、入社1年目については、その業界の平均額をそのまま受け取れるとはかぎりません。
賞与には算定の対象になる期間があり、その期間に在籍していなかった分をどう扱うかは会社の規程で決まります。満額のところもあれば、在籍月数で按分、寸志だけ、対象外というところもあります。
| 確かめること | 聞き方の例 |
|---|---|
| 1年目に出る見込み額 | 「◯月入社の場合、初年度の賞与はどのような扱いになりますか」 |
| 通常の年の実績 | 「直近3年の支給実績は何か月分ですか」 |
| 業績で変わる部分 | 「業績連動の割合はどのくらいですか」 |
| 算定対象期間 | 「賞与の算定期間はいつからいつまでですか」 |
入社直後の年収と、算定期間をまるまる在籍したあとの年収は、分けて計算してください。入社1年目だけで見積もると、賞与が満額出る年の水準を見落とします。
⑤ 昇給の実績|入ってからどれだけ動くか
求人票の「昇給:年1回」は、上がることを約束した記載ではありません。確かめるのは回数ではなく、直近で実際にどれくらい上がっているかです。
20代で転職するなら、入社時の金額より、そのあと何年ぶん積み上がるかのほうが効いてきます。私の場合、入社時は前職から50万円増でしたが、4年後には150万円増になっていました。差を作ったのは毎年の昇給です。
昇給の実績を聞くときの言い方… 「直近3年で、同じ等級の方はどのくらい昇給していますか」。評価の仕組みと等級ごとの金額が決まっている会社なら、具体的な数字が返ってきます。答えが濁ったときは、制度がないとはかぎらず、他の社員の金額は出せないという事情のこともあります。
そこで切らずに「昇給の基準はどこで決まりますか」と聞き方を変えると、返ってくることがあります。
なお、提示された額をそのまま受けるかどうかは別の判断です。上げられる余地については年収交渉のタイミングと言い方にまとめています。
やってはいけない4つ
交渉にせよ書類にせよ、年収を上げたい気持ちが強いほど危ない近道に手が伸びます。どれも取り返しがつかないので避けてください。
- 経験や役職、成果を盛って書く(入社後に前提が食い違い、経歴詐称として解雇の理由になりえます)
- 現職の顧客名・製造条件・原価・社内資料を、面接やエージェントに渡す(秘密保持義務に触れます)
- 他社の内定や現在の年収を実際より高く伝えて交渉する(内定後に源泉徴収票の提出を求められると食い違います)
- 現職のPC・メール・有料データベースを転職活動に使う(就業規則違反として懲戒の対象になりえます)
職務経歴書で必要なのは、盛ることではなく置き換えることです。同じ実績を、応募先の業界で通じる言葉に直します。
求人票だけでは埋まらないところは、人に聞く
私が25歳のときは、転職サイトだけで動いていました。開いても派遣の求人が混ざっていて、応募できる求人がほとんど見つからないまま時間だけが過ぎました。結局その探し方では条件のいい会社に届かず、入ったのは条件のよくないプレス工場でした。
当時は「求人を眺めていれば、そのうちいいものが出てくる」と思っていました。実際には、自分の経験がどの業界でいくらの扱いになるのかを知らないまま、目についた求人を見ていただけでした。
29歳でdodaのエージェントを使ったときに違ったのは、医薬品製造という知らない業界の中身を、面談で説明してもらえたことです。何が求められる仕事なのかが分かって初めて、職務経歴書を書き換えられました。
④の初年度賞与と⑤の昇給の実績は、求人票に書かれていないことがあります。その業界がいま自分の職種にいくら出しているかも、求人票からは分かりません。この2つは、実際に求人を出している企業とやり取りしている人に聞くのが近道です。
私が使ったのはdodaでしたが、いま自分に合う先は経歴で変わります。職種の経験が数年あるなら総合型、経験が浅い人や大手で断られたことがある人は20代や第二新卒を対象にしているところが向きます。求人の数で選ぶというより、自分の経歴を前提に話が進むかどうかで選んでください。
業界をまたぐときに困るのは、自分の職種がよその業界でいくらの扱いになるかを、求人票からは読み取れないことです。その業界の求人を実際に扱っている人なら、直近の提示額を知っています。
type転職エージェントはIT・通信から医療・医薬、メーカー、金融まで12の業種を扱っています(転職支援実績34万人以上・2023年1月時点)。求人の中心は首都圏ですが、「自分の職種だと、その業界はいくら出しているのか」から聞けます。
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まとめ|自分に合う稼げる業界は、平均年収ランキングでは決まらない
25〜29歳の推定年収は、鉱業を除いた15業界で368万円から551万円まで開いていました。ただしその平均には、会社の規模も勤務地も賞与の有無もばらばらの人が混ざっています。だから平均の順位をなぞるのではなく、中央値と働く時間まで並べて、自分に合う業界を絞ります。
同じ読み方は、目の前の求人1件にもそのまま使えます。
今日やるのは、次の3つです。上から順に、1つ目だけでも構いません。
- 去年の源泉徴収票と、賞与が出た月の給与明細をそろえる(賞与が年2回なら2枚とも。源泉徴収票の支払金額が、この記事の推定年収と同じ土俵の数字です)
- 気になる業界を2つに絞る(賞与込みの推定年収と年間の労働時間は最初のふるい分けに使うだけです。通える範囲にあるものだけ残します)
- その業界で同じ職種の求人を3件開いて、提示レンジの下限と固定残業の内訳を書き写す(3件で相場は決まりません。見方に慣れるための最初の3件です)
私が29歳で業界を変えたときも、最初は数字を並べるところからでした。自分の年収も、同じ仕事の人がよそでいくらもらっているかも知りませんでした。それに気づいたのが、動き出したきっかけです。
動き出したあとに時間がかかったのは、職務経歴書の書き直しでした。医薬品製造の知識がないまま書類が通ったのは、いまの仕事を応募先の言葉に置き換えられたからだと思っています。この置き換えをひとりでやると、自分の経験を実際より薄く見積もりがちです。
書き方から一緒に見てくれる相手がいると、そこは早く進みます。第二新卒エージェントneo(株式会社ネオキャリア運営)は20代を対象にしていて、第二新卒・既卒・フリーターの相談を受けています。職務経歴書を一緒に書き直すところから始められます。
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