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転職に貯金はいくら必要?20代は「生活費3か月分」では決まらない

転職の貯金は辞め方で決まる。一人暮らしで辞めてから探すなら約71万円、次を決めてから辞めるなら約10万円で、差は61万円になることを示すアイキャッチ。
たかやん
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転職に貯金はいくら必要か。調べるほど「生活費3か月分」「最低50万円」「100万円」と答えがばらけて、自分の場合がいちばん分からなくなっていませんか。

はっきりしないまま「多めに貯めてから」と先送りすると、貯まるより先に気持ちが削れます。残高が尽きかけてから、志望度の低い会社で妥協する人も珍しくありません。

私は有給を約2か月消化して9月末に退職し、次の会社に入ったのは12月でした。この3か月の経験から言えるのは、必要額を決めるのは貯金の多さではなく、給料が途切れる長さだということです。

用意するのは転職の費用そのものではなく、給料が入らない月をまたぐあいだ口座に残しておくお金です。だから答えは1つの金額にならず、辞め方と住まいで3つに分かれます。読み終えるころには、いまの残高で動けるか、何を変えれば動けるようになるかが自分の数字ではっきりします。

この記事の結論
  • 次を決めてから辞めて給料が途切れないなら約10万円。辞めてから探すなら実家で約47万円・一人暮らしで約71万円(月給20万円・生活費15万円の場合)
  • 71万円のうち転職のために増える出費は活動費の10万円だけ。残りは給料のない月の生活費と保険料・住民税を貯金で立て替えるぶん
  • 足りないなら貯めるより給料が途切れる期間を削る。有給20日で、給料の入る期間が1か月延びる

すでに会社を辞めていて、残高が減っている人はこの記事の対象ではありません。ラインの計算より、今月の支払いを乗り切る算段が先です。固定費の下げ方と使える支援は別の記事にまとめてあります。

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まだ在職中なら、まず自分がどの辞め方になりそうかを決めてください。必要な貯金額は、その答えから出ます。

Contents
  1. 転職に必要な貯金はいくらか。辞め方と住まいで10万・47万・71万円に分かれます
  2. 健康を崩してまで貯金は待たない。眠れない・働けない人は受診と相談が先です
  3. 貯金が足りないなら、貯めるより給料が途切れる期間を4つの方法で削ります
  4. 次を決めてから辞めて給料が途切れないなら、必要な貯金は転職活動費の約10万円です
  5. 辞めてから探す人の貯金71万円・47万円は、生活費に保険料と住民税が乗った額です
  6. 貯金を失業給付で補う人へ。自己都合なら手続きから2か月入りません
  7. まとめ|転職の貯金で今日調べるのは、有給の残日数と最後の給料日の2つです

転職に必要な貯金はいくらか。辞め方と住まいで10万・47万・71万円に分かれます

月給20万円・生活費15万円の一人暮らしで比べると、辞めてから探す場合は約71万円、在職中に決めてから辞める場合は約10万円と、同じ人でも辞め方で必要な貯金額が約61万円変わることを示す比較図。

検索で出てくる目安がばらばらなのは、答える人がそれぞれ違う辞め方を前提にしているからです。同じ月給20万円でも、在職中に次を決めてから辞めれば給料は途切れず、辞めてから探せば給料の入らない期間がおよそ3か月できます。

必要な貯金額の差は、ほぼこの「給料が入らない期間」の差です。期間が同じなら、あとは住まいで生活費の額が変わるだけです。

あなたの進め方用意しておく額(月給20万円・生活費15万円の場合)中身
次を決めてから辞める約10万円転職活動費だけ(給料が途切れない場合)
辞めてから探す・実家に戻る約47万円生活費3か月分+保険料・住民税+転職活動費
辞めてから探す・一人暮らしのまま約71万円同上(生活費が一人暮らしの額になる)

辞め方と住まいの2つに答えると、自分のラインの目安が出ます

細かい家計簿は要りません。次を決めてから辞めるか、辞めてから探すか。実家か、一人暮らしか。2つの答えで、表のどの行が自分のラインかが決まります。

10万円と71万円では、お金の性質が違います。10万円は交通費や証明写真代など、転職のために実際に増える出費です。71万円の大半は、給料が入らない月の生活費と保険料・住民税を貯金から立て替えるぶんで、転職しなくても毎月払っているお金の置き換えにあたります。

だから、辞め方を変えて給料が途切れなければ、立て替えごと消えてラインは10万円まで下がります。一人暮らしなら差は61万円、実家でも37万円。貯金を増やす前に、どちらの進め方でいくかを決めるほうが先です。

生活費が違う人は、差額×3か月で自分の額に直します

自分の生活費に直すには

表の金額は、月給20万円(額面)・生活費15万円(実家は7万円)で計算した目安です。表の生活費と自分の生活費の差×3か月を、自分が当てはまる行の額に足し引きしてください。

一人暮らしで生活費が月18万円なら、表の15万円との差は3万円です。3万円×3か月=9万円を、71万円に足します。

出した額(辞めてから探す場合のライン)といまの残高を比べて、残高が上回っていれば、お金の面ではどちらの辞め方も選べます。届いていないなら、ラインから残高を引いた差がいまの不足分です。活動が長引いた月のぶんやカードの請求が重なれば、この不足分はさらに増えます。

退職金や退職前の賞与は、金額と振込日が確定するまでラインに数えないでください。当てにした収入がずれると、計算ごと崩れます。

健康を崩してまで貯金は待たない。眠れない・働けない人は受診と相談が先です

貯金額より先にいまの状態で分ける判定図。症状や違法な働かせ方があるなら貯まるのを待たず受診・相談から動く、すぐには働けないなら受給期間の延長や傷病手当金を使いまず療養する、どちらでもないなら条件を整えてから動くという3つの分岐を示す。

必要な貯金額を数える前に、1つだけ確かめてください。いまの体調のまま、貯まるまで働き続けられそうかどうかです。減った貯金は働けば取り戻せますが、崩した体調は同じ速さでは戻りません。

いまの状態先にやること
眠れない・食欲がない/違法な働かせ方・ハラスメントがある貯まるのを待たず、受診と相談から動く
体調が理由で、辞めてもすぐには働けない失業給付ではなく、受給期間の延長や傷病手当金を調べる
どちらでもなく、急いでもいない条件が良くなるまで、数週間から数か月だけ待つ

不眠や食欲不振が続いているなら、辞めるかどうかを決める前に受診してください。退職か休職かは、診断を聞いてからでも選べます。残業代の不払いなら労働基準監督署へ、ハラスメントなら社内の相談窓口へ相談する道もあります。

すぐに働けない人が使う2つの制度

すぐに働けない状態なら、頼る制度が失業給付ではなくなります。失業給付は「働ける状態で仕事を探している人」に出るお金だからです。代わりになるのは、受給期間の延長と傷病手当金です。延長は、受け取る権利を最長3年あとへずらす手続きです。

傷病手当金は、健康保険の加入が継続1年以上あれば退職後も受け取れます。条件は、退職日までに受け取れる状態になっていて、同じ病気やけがで働けない状態が続いていることです。2つの使い分けと期限は、傷病手当金と失業保険はどっちが先?受け取る順番と4つの期限で確認できます。

どちらにも当てはまらず、急いでもいないなら、カレンダーを1つだけ確かめてください。見るのは3つの日付です。

失業給付の資格がつく、雇用保険の加入が12か月に届く日。給料の入る期間が延びる、有給の付与日。それから賞与の支給日。どれかが数週間先にあるなら、いちばん近い予定日を越えてから辞めるだけで、同じ辞め方でも手元に残るお金が増えます。

受給期間の延長を申請できるのは、働けない状態が30日続いてからです。退職前には出せませんが、流れだけ窓口で聞いておくと、体調が落ちたときに調べ直さずに済みます。

貯金が足りないなら、貯めるより給料が途切れる期間を4つの方法で削ります

貯金が足りないときに必要額を下げる4つの方法。辞める前に応募まで進める、有給を残さず使い切る、内定後に給料の入り方を3つ聞く、辞める月は1〜4月を外すの順に並び、給料が途切れる期間をゼロにすれば必要額は約71万円から約10万円まで下がることを示す図。

体調面の心配がないなら、次はお金の算段です。ラインに届いていなくても、貯金の積み増しは最後の手段にしてください。71万円を月5万円ずつ貯めると1年以上かかり、そのあいだずっと、いまの職場で耐え続けることになります。

動かせるのは残高だけではありません。給料が入らない期間を短くすれば、ラインのほうが下がります。期間をゼロにできれば、用意するのは転職活動費の約10万円だけです。いまの職場で使えるものがあるか、上から順に確かめてください。1から3は期間そのものを、4はその期間の持ち出しを削ります。

1. 辞める前に、応募まで進めておく

在職中に内定まで取ってしまえば、給料が途切れる期間そのものが消えます。4つのなかで、削れる幅がいちばん大きい方法です。

辞めると決めていない段階で求人を見ても、応募しても、会社に伝える義務はありません。周りに知られたくない人は、先に在職中の転職活動はバレる?6つの原因とバレずに進める対策で注意点を押さえておくと安心して動けます。

2. 有給を1日も残さず使い切る

有給を取った日にも給料は出ます(労働基準法39条)。20日残っていれば、給料の入る期間がほぼ1か月延び、そのぶん貯金の出番が減ります。使わずに辞めれば、その1か月ぶんの生活費は貯金から出ていきます。

残日数がすぐ出てこないなら、給与明細か勤怠システムを見るのが早道です。

3. 内定が出たら、締め日・支払日・初回給料日の3つを聞く

入社日の相談で「いつから来られますか」に答えるだけだと、前の給料と次の給料のあいだが1か月以上空く場合があります。聞くのは3つ。給与の締め日はいつか、支払日はいつか、初めての給料はいつ・何日ぶん入るか。

この3つを聞けば、給料の空白があるかどうかを入社前に確定できます。

4. 辞める月を選べるなら、1〜4月を外す

1〜4月に辞めると、5月分までの住民税の残りが最後の給料からまとめて引かれ、手取りが数万円単位で減ります。5月以降の退職なら、給料から引かれるのはその月のぶんだけで、残りは納付書で分けて払えます。

住民税の総額は、いつ辞めても同じです。変わるのは、いちばんお金が要る最初の月の手取りが守れるかどうかです。

シフト勤務や有給が通らない職場は、日程調整を人に任せる手があります

平日の面接に抜けられない職場や、申請しても有給が通らない職場では、1と2は現実的に使えません。それでも在職中に決める道を諦める必要はなく、面接の日程調整を代わりに担ってくれる相手を挟めば、両立の負担は減らせます。

4つのうち、有給の残日数と給与の締め日は辞めると言い出す前でも調べられます。数字を先に持っておくと、退職日の相談を会社のペースで進められずに済みます。

在職中に動くなら、最初の関門は面接の日程を自分で調整することです。第二新卒エージェントneoは20代向けで、求人紹介から書類添削、面接の日程調整までを担当者が引き受けます。在職中のまま、どんな求人に応募できるかを聞くところから始められます。

辞めると決める前でもOK

次を決めてから辞めて給料が途切れないなら、必要な貯金は転職活動費の約10万円です

在職中に転職先を決めてから辞める場合にかかる費用として、面接の交通費、証明写真、スーツ・クリーニング、書籍・資格の受験料の4項目と目安額を示した図。10万円未満で収まる人が67.6%というジャストシステム調査の数字と、面接の時間を作れないとこの進め方は選べないという注意書き付き。

在職中に次を決めてから辞めれば、給料の入らない月を作らずに済みます。ただし、本当に途切れないかどうかは、前の会社と転職先の給料日のつながり方で決まります。

つながってさえいれば、生活費を貯金から出す場面がありません。残高から実際に減るのは、面接に行く交通費や証明写真代といった転職活動費だけです。

転職経験者の67.6%は、転職活動費を10万円未満に収めています

ジャストシステムが2019年3月に実施した調査(リクナビNEXT掲載)は、正社員・契約社員として働く20〜50代の男女340名に転職活動の費用を聞いています。交通費・スーツ代・履歴書・資料代の合計でいちばん多い回答は「10万円未満」で、全体の67.6%でした。

10万円を用意しておけば、この7割弱の人と同じ範囲で動けます。遠方の面接が続く人や、スーツを新調する人はここに収まらないことがあるので、心当たりがあれば数万円を上乗せしてください。

退職日の翌日に入社しても、締め日と支払日しだいで給料の空白はできます

初回の給料日は、入社日ではなく転職先の締め日と支払日で決まります。たとえば前の会社が当月払いで、転職先が月末締め翌月払いなら、退職日の翌日に入社しても給料が1回も入らない月が1か月できます。

締め日と支払日は、会社が書面で示すと法律で決まっている労働条件です。内定後に聞くのは失礼にあたりません。空白が1か月あるなら、その月の生活費を10万円に足した額が自分のラインです。

平日の面接に時間を作れるかが、この進め方の分かれ目です

在職中に決められるかどうかを左右するのは、貯金額ではなく面接の時間です。面接の多くは平日の日中に組まれるため、有給や半休を面接に回せないと、応募先は平日夜や土日に面接できる会社に絞られます。

有給の使い道は退職前の消化だけではありません。残日数の一部を面接用に取り分けておくと、在職中に決める進め方を選びやすくなります。

私が転職サイトだけで転職したときは、複数社の面接日程を全部自分で調整して、有給をかなり使いました。エージェント経由で面接の数を絞れていれば、そのぶんを退職前の消化に回せたはずです。

辞めてから探す人の貯金71万円・47万円は、生活費に保険料と住民税が乗った額です

在職中は給料から天引きで会社が半分負担していた健康保険・年金が、退職後は自分あての請求に変わることを示す対比図。健康保険は3つから選ぶ、国民年金は月17,920円、住民税は納付書で払う、雇用保険料はなくなるという4項目。

辞めてから探す場合に用意する71万円は、よく聞く「生活費3か月分=45万円」より26万円大きな額です。中身は転職活動費の10万円と、在職中は天引きで済んでいた保険料・住民税の約16万円です。天引きされていたお金は、辞めると自分あての請求に変わります。

無収入の期間は、最終出勤日ではなく最後の給料日から数えます

3か月を最終出勤日から数えると、実際より長く見積もることになります。給料は働いた日にその場で渡されるのではなく、締め日と支払日にしたがって、あとから振り込まれるからです。

有給を消化していれば、出社しなくなったあとも退職日までは給料が出ます。貯金から生活費を出す期間の起点は、最後の給料が振り込まれた日。終点は、転職先の初回給料日です。この2点で数え直すと、貯金でまたぐ月数が思っていたより短くなる人が多くいます。

71万円の内訳。実家に戻ると、生活費の行だけ下がって約47万円です

項目一人暮らしの場合
生活費3か月分45.0万円
国民年金3か月分5.4万円
健康保険3か月分(仮に月2万円)6.0万円
住民税(2期分で試算)5.0万円
転職活動費10.0万円
合計約71万円

国民年金は令和8年度で月17,920円。健康保険の保険料は、任意継続か国民健康保険かの選び方と前年の所得で変わります。

実家に戻る場合は生活費の行が21万円(月7万円×3か月)に下がり、合計は約47万円です。生活費以外の26万円(保険料・住民税・転職活動費)は、住まいを変えるだけでは減りません。減らせる余地があるとすれば、家族の扶養に入れた場合の健康保険料ぶんです。

引っ越し代は別枠

実家に住民票ごと戻るなら、引っ越し代はこの表の外です。金額は荷物の量と距離で大きく変わるため、見積もりを取って別に足してください。

3か月で決まらなかったときの上がり方も、先に知っておくと慌てません。1か月延びるごとに、生活費と保険料・年金のぶん約19万円がラインに乗ります。

失業給付を受け取れている人には、28日ぶんの約13.9万円が入ってくるので、差し引きの上がり幅は月5万円ほどです。

天引きだった健康保険と年金は、退職後は自分で選んで払います

退職すると、健康保険は次の3つから自分で選びます。

選択肢押さえておくこと
任意継続会社負担がなくなり、保険料は在職中の約2倍。退職日の翌日から20日以内に申請
国民健康保険やむを得ない離職とハローワークに認められた人は保険料の軽減あり
家族の扶養入れる可能性がある(家族の勤務先の健康保険組合へ確認)。失業給付の受給が始まると外れる場合が多い

国民健康保険の軽減を受けられるのは、「やむを得ない離職」とハローワークに認められた人です。会社都合と雇い止め、体調やハラスメントでの退職が当たり、事情のない通常の自己都合は対象外です。分からなければ、離職票を持って市区町村の窓口で確かめてください。

任意継続と国民健康保険のどちらが安いかは、前年の所得で変わります。比べ方は任意継続と国保どっちが安い?で確認できます。

国民年金には、失業を理由にした特例免除があります。本人の前年所得は問われませんが、世帯主と配偶者の所得は審査されます。実家で親の世帯に入るなら、世帯主である親の所得も審査されるため、通らない場合があります。手続きの流れは国民年金の切り替え方にまとめてあります。

住民税は収入がゼロの年でも減りません。辞めた月で払い方だけ変わります

住民税は去年の所得への課税なので、今年の収入がゼロでも去年ぶんの請求が来ます。免除の制度は原則なく、6月には新しい年度の納税通知書も届きます。

払い方は辞めた月で変わります。1〜4月なら5月分までの残りが最後の給料から一括で引かれ、5月ならその月のぶんだけ、6月以降なら納付書に切り替わります。分割や猶予の相談先も含めて、詳しくは退職後の住民税で確認してください。

無職の3か月、住民税を自分で払うことは最初から分かっていました。それでも収入のない月に自分の口座からお金を出すときは、頭より気持ちのほうが追いつきませんでした。

貯金を失業給付で補う人へ。自己都合なら手続きから2か月入りません

ハローワークでの手続きから待期7日、給付制限1か月、初回認定日、振込までのタイムライン。自己都合退職の場合、申請から初回入金までおよそ2か月かかり、そのあいだの入金は0円であることを示す図。

「失業保険があるから、多少足りなくても何とかなる」。この見込みでつまずくのは、金額ではなく入るまでの時間です。自己都合で辞めた場合、初回の入金はハローワークで手続きをしてから約2か月後。退職日から数えると、離職票が届くのを待つ期間も挟むので、2か月半から3か月あとになります。

この待ち時間のあいだの生活費こそ、71万円・47万円の主な中身です。給付をラインから差し引かないのは、届く前に残高が尽きる設計になるからです。

待つのは、待期7日と給付制限1か月と認定日までの2〜3週間です

時計が動き出すのは、ハローワークで求職の申し込みをした日です。退職日でも、離職票が届いた日でもありません。内訳は次のとおりです。

  • 待期7日。離職理由を問わず全員にかかります
  • 給付制限1か月。自己都合の人だけ。2025年4月1日以降の離職から、原則2か月が1か月に短縮されました
  • 初回認定日のあと、振込まで約5営業日

給付制限が1か月で済むのは原則で、5年間に3回以上自己都合で辞めていると3か月に延びます。

自己都合の条件は、辞める前2年間に雇用保険12か月です

自己都合で辞める場合、離職日以前の2年間に雇用保険へ入っていた月が通算12か月以上ないと、失業給付は出ません。

この12か月は在籍した月数と同じとはかぎらず、賃金の支払い対象になった日が11日以上(または対象の時間が80時間以上)ある月を1か月と数えます。転職を挟んでいる人や欠勤が多かった人は、離職票を持ってハローワークで数えてもらうのが確実です。

雇い止め・体調・ハラスメントなら、6か月で受け取れて給付制限もありません

やむを得ない離職と認められると、条件が2つ変わります。雇用保険は離職前1年間に6か月あれば足り、自己都合に付く給付制限1か月もなくなります。

対象になるのは、契約の更新を希望したのに打ち切られた雇い止めと、体調やハラスメントを理由にした離職です。会社が離職票に書いた離職理由をもとに、ハローワークが判断します。

体調で辞めた人が対象になるのは、いま働ける状態に戻っている場合です。まだ働けない人は、受給期間の延長で受け取る時期をずらします。契約社員で更新されずに辞める人は、契約社員の途中退職もあわせて確認してください。

月給20万円の目安は、1回の認定28日ぶんで約13.9万円。上限は90日です

金額は辞める前6か月の給与から計算され、賞与は含まれません。月給20万円なら、1回の認定(28日ぶん)で約13.9万円が目安です。自己都合で雇用保険が1年以上10年未満なら、受け取れる日数の上限は90日です。

見落としやすいのは、2か月以内に転職先が決まると、初回入金の前に就職して基本手当を1円も受け取らないまま終わる場合があることです。だからこそ、辞めてから探すと決めたら応募より先にハローワークの手続きを済ませてください。

早く決まった人向けには、残り日数に応じた再就職手当があります。ただし、手続きより前に採用が決まっていた会社へ入る場合は対象外です。

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まとめ|転職の貯金で今日調べるのは、有給の残日数と最後の給料日の2つです

転職に必要な貯金は、生活費の何か月分かではなく、辞め方と住まいの2つで決まります。次を決めてから辞めて給料が途切れないなら約10万円、辞めてから探すなら実家で約47万円・一人暮らしで約71万円がラインです。

3つのパターンのどれが自分かと、残高との差の出し方は、ここまでで揃っています。届いていなかった人も、貯める前に給料が途切れる期間を削れないかを先に確かめます。今日できるのはこの2つです。

  • 有給の残日数を調べる(給与明細・勤怠システム・就業規則・人事のどれかで分かります)
  • 最後の給料日を出す(給与の締め日・支払日と退職日から計算できます)

明日から先は、内定が出たら締め日・支払日・初回給料日の3つを聞く。辞めてから探す人は、求人に応募するよりも先にハローワークへ行く。どちらも、今日の2つを調べたあとで始めて遅くありません。

貯金の額だけを理由に、転職をあきらめる必要はありません。ただ、固定費が高い人や家族を養っている人は、この記事の目安より上に自分のラインを引き直してください。それでも、給料が途切れる期間を短くする余地が残っているなら、出発点はそこです。

辞める手順そのものに不安があるなら、退職の流れ6ステップ|20代が辞めると決めた日からやることで全体像を見てから動くと抜けが減ります。

有給の残日数と最後の給料日が分かったら、次に効くのは期間そのものを短くすることです。第二新卒エージェントneoは20代向けで、辞めるかどうかを決めていない段階から話を聞けます。応募するかは聞いてから決めれば十分です。

相談だけで終わってOK

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たかやん
たかやん
転職2回|ブラック企業経験あり
1992年生まれ、愛知出身。新卒で入社した会社が実態は人材派遣会社で、説明もないまま製造現場に放り込まれる。パワハラ・アルハラに疲弊し、入社3ヶ月でdodaに登録するも疲労困憊で使いこなせず撃沈。その後も転職を繰り返しながら複数のエージェントを試す。2021年、子どもの誕生を機に神戸へ移住しdodaで転職成功。「最初からちゃんと使えていれば…」という後悔をもとに、20代が騙されず・失敗せずに転職できる情報を発信中。
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